精神生理性不眠

不眠の中に、精神生理性不眠 というのがあります。

これは、「眠ろう眠ろう」と思うことで
それがかえって眠りを妨げる状態になってしまうことです。

きっかけは些細なことで始まります。

例えば、ある夜、眠れない時があったとします。

次の日は眠いながらも、通常の日課をこなしますよね。

そして、「昨日は眠れなかったから、今夜は早めに寝なくちゃ」
と早めに布団に入ったりします。

すると、心のどこかで

「明日の仕事にひびくから早く寝なくちゃ。」

「明日は大事な会議があるからぐっすり睡眠をとっておかなくては。」

「明日はデートだからぐっすり寝て、目の下のクマをとらなくちゃ。」

などなど、眠ることを意識しすぎて、
それがストレスになり、昨日もあまり寝ていないはずなのに、
今日も寝つきが悪いということになってしまい、
焦りとなり、そんな夜が続いてしまうのです。

私の不眠の始まりもまったくこれと同じパターンでした。

それまでは、眠れない日があったとしても、
そんな日もあるさ という感じでまったく気にしたことはありませんでした。

というか、昨日眠れなかったことなんか
翌日に思い出すこともありませんでした。

ところがある時、眠れないということが ”とても異常なこと”
と思いこんでしまい、眠らなきゃ、眠らなきゃ、と
とても焦りを感じるようになってしまったんです。

それから悪循環が始まりました。

日中は眠くて仕方がないのに、
布団に入ると、急に緊張して眠気が吹っ飛んでしまうのです。

昨日眠れなかった、という記憶がなくなればいいのに、と
どれだけ思ったことでしょう。(苦笑)

こういう種類の不眠を
精神生理性不眠と言います。

神経質で、完全主義なタイプの方に多い症状です。


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睡眠障害とは?

睡眠障害というのは不眠症や、過眠、リズム障害、
睡眠中の異常行動など「睡眠」に関する悩みをすべて含む言葉です。

「睡眠障害国際分類」では88種類もの睡眠障害が取り上げられています。

睡眠障害

日中の生活をしている中で、
突然急激な眠気に襲われて居眠りをしてしまうという症状が、
ニュースで話題になったことがありますね。

あれは、ナルコレプシーといって、睡眠障害の一種です。


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不眠の原因

不眠症の原因にはさまざまなものがあり、
その人それぞれの睡眠環境や習慣、
生活習慣によっても違ってくるので、
一概にこれが原因、というように断定はできません。
不眠
とは言うものの、最近になって不眠症を訴える人が
多くなっている理由としては、
やはり現代のストレス社会にあるように思われます。

私たちの環境は、家庭から職場、
そして学校と、子供にまでストレスは存在します。

これらのストレスが心身に影響を与えているということは
十分に考えられます。

こういった心の病が原因になるほかにも、
環境の変化も考えられます。

暑い、寒い、騒音、明るさ、枕などですね。

また、カフェインの摂取や薬の副作用というのも考えられます。

ただ、眠れない と言っても、眠れない経験は
誰にでもあるものだと思います。

一時的に眠りにくい時期もあるでしょう。

ですので、短期的なものの場合は、
あまり気にしなくてもいいのですが、
長引く場合、何か別の病気にかかっている
という可能性もあります。

このように、眠れない原因というのは様々です。
眠りたいのに眠れない 状態というのは、
焦りますし、イライラしますし、とても苦しいものです。

日常生活にも支障をきたしかねないので、
早急に改善する必要があります。

解決する方法を一緒に探していきましょう。


カテゴリー:不眠症の原因

不眠症とは?

不眠症とは、非常時と比較して睡眠時間が短くなり、
身体や精神に不調が現れる病気である。※Wikipediaより

ストレス社会の現代、睡眠に関する問題を抱える人の数は増加傾向にあり、
5人に1人が睡眠に関して何らかの悩みを抱えており、
そして10人に1人が「不眠」で悩んでいるという調査報告があります。

ただ、睡眠には個人差があり、7時間以上眠らなければ眠れないと思う人もいれば、
3~4時間の睡眠でも平気な人もいます。

つまり、時間ではなく質、本人が快眠出来ない状態を、不眠症というケースが多いようです。

不眠症のタイプ

不眠症には4つのタイプがあります。

1.入眠障害タイプ

「寝つきが悪い」というケースです。横になってから、なかなか眠りにつくことができず、
それが何日も続くようになると、眠ろうとしてもなかなか眠れないという、いわゆる
眠らなくてはという意識が強くなってしまい、一層眠れなくなってしまう状態です。

2.熟眠障害

眠りが浅く、すぐに目が覚めてしまうケースです。
ぐっすり眠った、熟睡したという感覚が得られない場合は、
熟眠障害を疑ってみる必要があります。

3.中途覚醒タイプ

尿意や夢など、何らかの原因で何度も目が覚めてしまい、
ぐっすり眠った、熟睡したという感覚が得られないケースです。

4.早朝覚醒タイプ

朝早くに目が覚めてしまって、そのまま眠れなくなってしまうタイプです。
躁うつ病やお年寄りに多く見られるタイプです。


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