不眠と薬

眠れない夜が続くと精神的にも身体的にも負担になります。
あまりにもひどい時は、まずは病院へ行って、専門医のもとで
睡眠薬等の薬を処方してもらうという考え方もありです。
ドクター
睡眠薬には、市販されているものもありますが、
自己判断せず、あなたに合った薬を処方してもらえるように
まずは専門医に相談することをおススメします。

薬に頼るということについて、
不安に感じる方も多いようですが、
現在の睡眠薬に多く使われているベンゾジアゼピン系は、
専門医の指示にしたがって、正しく、適切に飲んでいれば
問題はありません。

薬

睡眠薬には大きく分けて4つの種類があります。

・超短時間作用型(ハルシオン、アモバン)
 作用時間が2~4時間ほどで、なかなか寝付くことができな
 い入眠障害のある方に使われます。

・短時間作用型(デパス、リスミー、レンドルミン、ロラメット、エバミール)
 作用時間が5~10時間程度で、入眠障害のある方、中途覚醒の症状がある方
 に使われます。

・中間作用型(ベンザリン、エリミン、ユーロジン、ネルボン、ロヒプノール)
 作用時間が約20時間もあります。
 早朝覚醒の症状がある方に使われます。

・長時間作用型(ダルメート、ベノジール、ソメリン、ドラール)
  抗不安薬として作用します。
  精神的な疾患があり、それが原因で不眠の症状がある方に使われます。

副作用について

昼間の眠気、ふらつき、頭痛、記憶障害などがおこる可能性があります。

私も薬を飲んだ翌日は、寝起きに頭の重い感じを経験しています。
後から調べてわかったのですが、これは私の服用する時間に問題があったのかもしれません。

私が飲んでいたのは、デパスという短時間作用型(6時間程度)のものだったんですが、
いつも眠れないと思ってからも、数時間我慢して
どうしても駄目だったら・・と、飲むのがいつも深夜過ぎてからだったんですね。
起床は6時なので、作用が6時間続くのであれば、
寝起きがきついのも当然だったかもしれませんね。

副作用については、やはり不安があったため、
病院で薬をいただいてから、実際に飲んでみるまで、
私もかなり抵抗がありました。

というのも、漠然とした睡眠薬に対する悪いイメージがあったからなんですね。

飲み始めてしまったら、止められなくなるのでは?
そのうち量が増えていくのでは?
精神障害が起きるのでは?
いつか飲み過ぎて死んでしまうのでは?

などなど、勝手に妄想して、薬を持ってはいても
なかなか飲むことが出来ずにいました。

でも、不思議なことに、薬を持っているという安心感で
眠れてしまう時もありました。

結局飲むようになってからも、
どうしても駄目な時にと思って、飲む時間が遅くなり、
翌日にひびいてしまうという経験も何度もして、
薬を飲む時は、あまり深く考えず、ふとんに入る前に
さっと飲んでしまうのが一番いいとわかりました。

今の睡眠薬は、世間一般にあるイメージほど、恐ろしいものではなく、
専門医に処方されたものを、指示に従って飲んでいるのであれば
必要以上に不安に思うことはありません。

安眠

今現在、私の不眠は改善されましたが、
睡眠薬を使っていて、
止められないということもなかったですし、
量を増やすようなこともありませんでした。

なので、副作用に対して、あまり神経質になるよりも、
眠れない夜から解放されることを優先に考えてみたほうが良いと思います。

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